くまちゃんとわたし

育児や日々の暮らしについて

やっと退院!

9月上旬に交通事故で骨盤にヒビが入って入院してから約1ヶ月、予定よりも2週間ほど早く退院することができました。
家に帰ったらくまちゃんがお花を買って部屋に飾り付けをしてくれていて、嬉しかった・・・。これから毎日一緒にいられること、家で過ごせることが本当に幸せです。

人生初の長期入院を振り返ってみると、こんな感じでした。
①入院1〜5日目
・ベッド上で完全に安静。導尿カテーテルとおむつをつけて、トイレにも行けない状態。
・入院初日からベッド上でリハビリが始まる。
・寝たきりのため、入浴の代わりに3日に1回をベッド上で髪を洗ってもらい、体を拭いてもらう。
②6日目〜11日目
・おむつで排泄がどうしてもできなかったので、お通じの時だけは車椅子でトイレに連れてっていってもらえるようになった。それ以外は引き続きベッド上安静。
③12日目〜16日目
・リハビリで立つ練習が始まり、ベッド上ではなくリハビリ室で行うようになる。
④17日目〜18日目
・導尿カテーテルが外れておむつ卒業。
・トイレと洗面台のみ車椅子にのって連れていってもらえるようになる。
⑤19日目〜26日目
・乗り降りのところだけ看護師さんに見守ってもらい、車椅子での自走がOKに。
・通話可能エリアまで車椅子で行っても良いことになり、くまちゃんと毎日電話できるようになった。
・シャワーの許可がおりて、移動の介助をしてもらいながら3日に1回シャワーを浴びられるようになった。
・23日目に妊娠糖尿病と診断され、翌日から自己血糖測定と分割食が始まる。
⑥27日目
・乗り降りも含めて車椅子に一人で乗る許可が出る。
・歩行訓練が始まる。
・妊婦健診で子宮頸管が短い(28mm)ことがわかり、先生から安静を指示される。お腹の張りも強くなり、張り止めの薬を服用し始める。
⑦28日目
・車椅子から歩行器に変更になる。
・整形外科の先生から「早めに退院させられるかも?」と言われる。(当初は6週間入院予定)
・介助なしでシャワーが浴びられるようになり、毎日浴びられるようになる。
⑧29日目
・歩行器から杖に変更になる。
・3日後(入院32日目)に退院が決まる。

入院16日目までは痛みも強く、ベッドで安静にしているしかないのが辛かったです。改めて記録してみると、こんなに長い期間ほぼ寝たきりだったなんて・・・という感じ。病室は相部屋で基本的に通話が禁止だったので、この期間くまちゃんとは毎日LINEのメッセージでやりとりするのみでした。すごく寂しかったけど、たまに送ってくれるビデオメッセージを何度も見て励まされていました。
トイレに行けないのも思った以上につらくて、おむつに排泄するのって、しようと思ってもなかなかできないものなんだと学びました。
そのことを看護師さんに話したら、その看護師さんは学生時代におむつに排泄する実習(?)をしたそうで、「やっぱりわたしもなかなかできませんでしたよ〜」と言っていました。看護学生の方ってそんな大変な実習も経て看護師になるんだなと思ったら、改めて尊敬するし感謝の気持ちが湧きます。
辛かったですが、この期間十分安静にしていたからこそ、歩行訓練が始まってからは1週間くらいですんなり退院できたのかもと思います。
実際歩き始めてからはそんなに苦労なく車椅子→歩行器→杖とステップアップして、自宅での生活がなんとかできるレベルにまで戻ることができました。

リハビリは立つ練習が始まった12日目からは1日2回になり、理学療法士さんと作業療法士さんが午前と午後にそれぞれ担当してくれていました。(毎回同じ方が来てくれる)
担当の理学療法士さん、作業療法士さんとおしゃべりをするのが楽しかったし、怪我とは関係ない妊娠糖尿病のことも相談させてもらったりして、リハビリの時間が入院中の息抜きになっていました。そのおかげもあって、順調に回復できたのかなと思います。
今後もしばらく通院するのですが、リハビリは退院したらおしまいなので、お世話になった理学療法士さん、作業療法士さんにもう会えないのは寂しいです。

入院後半、23日目に妊娠糖尿病と診断されてからは怪我のことよりもこぐまちゃんの心配で頭がいっぱいでした。その後すぐに妊婦健診で子宮頸管が短いことがわかり、お腹の張りも気になり出して、早産のこともが新たな心配事として加わりました。
毎日「妊娠糖尿病」とか「切迫早産」というワードで検索しては不安になり、精神的に追い詰められていました。
怪我のリハビリのためにも血糖コントロールのためにもなるべく体を動かしたいけど、動き過ぎたら早産のリスクが高まるのではという不安で、どうしたら良いかわからず頭がぐちゃぐちゃでした。くまちゃんに電話して八つ当たりしたり・・・、ごめん。くまちゃんはそれでも辛抱強くわたしのめそめそした心配事を聞いて励ましてくれて、くまちゃんの支えなしには乗り越えられなかったと思います。
病院食をこっそり残す、できる範囲で体を動かすなどの対策でどうにか血糖値のコントロールができるようになってからは少し気持ちが落ち着いて、まずは退院して食事を自分で選べるようにしようと気持ちを切り替えることができました。

退院できることにはなったものの、歩くのは杖をついて20〜30mが精一杯で、まだ立ったり座ったり、寝返りを打つ時の痛みは全然ある状況です。しかも切迫早産一歩手前なので、やっぱり職場復帰は難しく、このまま産休まで有休消化させてもらうことになりました。
退院したらくまちゃんと近場の温泉に行ったり、マタニティフォトを撮りに行ったり、友達と会うのを楽しみにしていましたが、無理そうです。残念。

でも今は、妊娠糖尿病と切迫早産予備軍でもあることだし、とにかくこぐまちゃんが元気に産まれてきてくれるように、自分のできること(=安静)を精一杯やろうと思います。じっとしているのは苦手ですが・・・。

入院生活を通して、くまちゃんには本当に本当に支えてもらいました。仕事をしながら3日おきくらいに病院に着替えや差し入れを届けてくれて、保険会社や警察との連絡調整もしてくれて、すごく忙しかったと思います。
それでも文句ひとつ言わずこなしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。わたしだったらそこまでできなかったと思う・・・。
くまちゃんの身に何かあったら、なんて考えたくないけど、くまちゃんが困った時はわたしも全力で支えようと思います。もちろん何もなくても。
病院スタッフの方々にもとてもお世話になりました。
入院して身近で看護師さんたちに接してみて、看護師の仕事って重労働だし、責任も重いし、土日祝日も関係なく出勤だし夜勤もあるし、誰にでも務まるものではない大変な仕事だなと肌で感じました。
でも、わたしの入院していた病院はそういう社風(?)なのか、看護師さんも他のスタッフの方も明るく優しく、大変さを患者に全然感じさせないというか、実際は辛いことも大変なこともたくさんあるだろうけど、常に笑顔で接してくれる方ばかりでした。
20代前半の若い方も多かったのに、みなさん言葉遣いや態度もデパートの店員さんくらい洗練されていて、すごいなーと感心することばかりでした。
自分が出産で入院する時は別の病棟になるのですが、この病院で出産することにしてよかったなと思います。